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「書き損じはがき」による寄付について(平成28年7月15日)

宮城県女川町役場にて(左が山野校長)

宮城県女川町役場にて(左が山野校長)

 当財団では、サイエイグループのほか以下の企業様のご協力をいただき、本年の年賀状を中心に、「書き損じはがき」を回収させていただきました。その換金額は、91,343円となりました。

 この使途について、本年5月の評議員会で協議をいたしました。本年度は、換金額に財団からプラスし、10万円を東日本大地震の被災地への教育支援金として寄付することに決定いたしました。寄付先につきましては、継続的に支援することが重要だとの観点から、昨年度、一昨年度に引き続き宮城県女川町の教育委員会に決定いたしました。7月15日(金)午後1時30分に、畠山理事長と松村理事が女川町教育委員会を訪ね、小海途聡教育総務課長立会いの下、校長会会長である町立女川中学校の山野和好校長に「教育支援金」としてお渡しいたしました。

 山野校長からは、「ありがとうございます。女川小学校と共に児童・生徒のために有効に使わせていただきます。」との、感謝の言葉をいただきました。

 小海途教育総務課長からは、このように毎年来ていただけることで、「覚えていただいているんだなぁ、と心強く思います。本当にありがとうございます。」との言葉をいただきました。

 その後、女川町の現状を教えていただき種々懇談をいたしました。造成などが少しずつ進み、着実に復興に向けて歩んでいること、新聞でも報道されている商店街「シーパルピア女川」が完成して、賑わいが戻りつつあることなどが、話題になりました。「次回来られるときは、シーパルピア女川で是非、昼食でも取ってください」とアピールもされておられました。村上教育長に宜しくお伝えいただくように、伝言を託し、教育員会を後にいたしました。

 その後、話題になった、「シーパルピア女川」を視察いたしました。昨年完成したJR女川駅の海側に位置し、商店街をまっすぐに伸びるレンガ造りのプロムナードを進むと海が見えます。この日は、あれほど荒れ狂ったとは思えないように穏やかな海でした。プロムナードの両側に、真新しいきれいな店舗が並んでいます。これから、JR女川駅とともに、復興のシンボルとして当商店街が益々発展することを祈るばかりです。

 あの大震災から5年がたちました。女川の町でも造成工事が進み、少しずつ「新しい女川」に生まれ変わろうとしています。私たちにできることは、震災を風化させず、できることで応援することだと思います。当財団は、微力ですが、引き続き皆様のお力をお借りしながらそのお手伝いをしていきたいと思っております。

 ご賛同いただける企業・団体様におかれましては、今後とも、眠っている「書き損じはがき」の回収にご協力賜りますようお願い申し上げます。